「そりゃあ以前は罪悪感に苛まれていたよ。
でもね、髪型を変えても気づかない。
口紅を変えても気づかない。
そんな旦那に何を遠慮する必要があるんだ?思ったら
なんだか吹っ切れてしまって。
彼はね、私のどんな変化も見逃さないの。
旦那とは大違いよ。」

友人は言った。
何かが違うような気がして
そんな彼女に私は何も言えなかった。
折からの雨が一瞬 雪に変わりました。
雪国育ちのくせに寒さに弱い私には辛い季節がやってきました。
ここ数日、ここに書くことできないくらい体調が優れなくて
憂鬱さに拍車をかけています。
だけど鬱々としてばかりはいられない と思えるようになったのは
少しは回復してきた兆しでしょうか。

*****************************
仕事帰りに100円ショップに寄りました。
ピルケースを買いに。
薬を常用している私はピルケースには少し煩いのだけど
これまで買ったどのケースより、そのお店のは使い勝手がいい。
100円だから なんて侮れないほど。
適度な厚みと適当なポケットの数。
色も元気が出るビタミンカラー。
彼もお薬を持ち歩く人だから、色違いを買ってプレゼントしようと思ってた。
店を出ると彼からの電話。
「撫子の使っているピルケースはどこで買ったの?」
同じものをご所望らしい。
「あなたにあげようと思って、今、お店に来てたのよ。」
すごい偶然。
こんなことって意外と多い。
「メールがこないかな。」なんてぼんやり考えていると
数秒後に受信音が鳴ったり
今度逢えた時に話そうと思ってたことが
デートの時に彼から提供される話題になったり。
似たようなことを考えていることがとても多い。
それが私にはとても嬉しい。
ふたりでいる時間は瞬きをしている間に過ぎて
またすぐに逢えるのに、それまでの時間は永遠より永く感じます。

あなたの体調の悪さがとても気になります。
元々体はあまり強いほうではないと思っていたけれど
それにしてもここ数週間のしんどさは見ている私も辛いです。
「無理しないで。」という私の言葉にあなたは頷くけれど
無理しないでいられるほどあなたは無責任な人じゃない。
仕事のこと。家族のこと。ご両親のこと。
たくさん問題を抱えているのを知っているから
何もできない私が傍にいてもいいのかと思うこともあるよ。
あなたが感じる負担は少しでも少ないほうがいい。
いつもそう思うから、帰りの車の中でもそればかり考えてしまいます。
それなのに「次」を願ってしまう。
なんてわがままな私。
「見上げる空の下にあなたがいる。」
そう思うだけで幸せになれます。
短い時間だけど明日は逢えるね。
話したいことはたくさんあるけれど
あなたの顔を見ると胸がいっぱいになって
いつも半分も話せない。
一昨日の逢瀬は本当に幸せでした。
お団子が有名な観光地に二人で行って
どこにでもいるようなカップルのように
人目を気にせずに手を繋いで
おいしいお茶と、そんなにおいしくもないお団子を頂いて。
「いかにもデートって感じよね?」って言った私の言葉に
微笑むあなたの目は優しかった。

地元に戻って来てから
若い頃頻繁に行った夜景が綺麗に見える山の頂上まで
ドライブしたね。
あの頃はそこから見える街の灯を本当に美しいと思ったけれど
20年ぶりに見るそれは、あの頃と全く違ってた。
灯の数は間違いなく増えているのに輝いて見えなかった。
私の心が汚れてしまったからなのかも知れない。そう思った。
だけどそれは思っていた通り。
夜景に限らず、私はもう、全てのものをあの頃のような気持ちで
見たり感じたりはできないって知っていたんだ。
それでもあなたに見せたいと思ったのは
あの頃の私を感じて欲しいとどこかで思ったんだと思う。
ずっと言えなくて苦しかった。
だけどこの先、隠し通せるものでもないから
終わりを覚悟して話したんだよ。
だけどあなたは言ってくれたね。
「どんな撫子でも気持ちは変わらない。」と。
千の慰めの言葉を並べられるより
あなたのキスが何よりの薬になる。
あなたに逢えた日はいつも以上に想いが溢れてきて
幸せだけど悲しくなる。
一緒にいた時間を繰り返し繰り返し思い出し
あなたがくれた言葉を何度も思い返す。

沈んでいた私を心配そうに見つめていたあなたの目
とても優しかった。
なんとか元気づけようと考え込んでいたのがわかったよ。
心配かけてごめんなさい。
あなたがいてくれれば、また明日から頑張れるよ。

meguさまへ↓
今日は思いがけず逢えて嬉しかった。
運よく逢えたとしても短い時間だと思っていたから
日が暮れるまで一緒にいられて幸せでした。
急なことだったのに
思い出の場所までドライブしたい とか
ランチはここで食べたい とか
私のわがままにとことん付き合ってくれたね。

「不器用だけど、撫子をずっと愛しているよ。」
そうあなたは言ったけど
私はあなたのそんな不器用さを愛したんだよ。
約束を果たせるよう、私もがんばるからね。
種あかし。
今日あなたにあげたキャンディーは
私もあなたと同じように思ったの。
つまりは間違って買ったってこと。
そそっかしい私が悪いのに
一人で「だまされた。」って思うのが悔しくて
あなたを巻き添えにしたの。
ごめんね。
あなたの行き場のない気持ちや不安に思うこと
みんな私にぶつけてかまわないから。
一番心安らげる空間が、苦痛に感じる場所だなんて悲しすぎるよ。
私は何もできないけれど
でもあなたの心の音はきちんと聞こえているからね。
こちらには書けないので
ヒミツに…↓
世間に対して堂々と言える恋ではないけれど
でも大切な想いだからこそ、ねじ曲げたくない。
ただそれだけです。
今日も一日あなたが元気でいてくれたことが
何よりの贈り物です。
ありがとう。

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